ちょっと今から仕事やめてくる 隠れた名作映画 その7

今の国会の主要テーマは「働き方改革」です。その法案の効果に疑問もありそうですが、とりあえず「働く人々」に焦点を当てた法案が成立することは喜ばしいことですね。

ブラック企業という言葉が認知され、電通の若き有能な社員の自殺もあり、みんなが「働くってなに?」って本気で考え出した、そんな日本の新しい時代がやってくる。そう期待したいですね。(ここまで犠牲が出ないと動けなかったことに、腹も立ちますが。)

みんな、働きすぎだよーっ!!!

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「ちょっと今から会社やめてくる」のあらすじ

ネタバレしない程度に概要をまとめると、

印刷関係の営業職に就いた青山隆は、ノルマを達成できず、部長のパワハラのターゲットになっていた。月150時間を超える残業(無休)も続いており、心身ともに疲れきった隆は、「明日がこなければいい」と思ううちに、ふらふらとホームから列車が来た線路に倒れこもうとする。それを間一髪救ったのが、同級生のヤマモトだった。

「小学生以来だなあ。懐かしいなあ。」と笑顔を見せるヤマモトのペースに巻き込まれ、いつしか心を開いていく隆だった。

ヤマモトとの友情を育む中で一時は仕事も順調に回り始めるが、発注の失敗から会社に大打撃を与え、自殺を図る。それを救ってくれたのもヤマモトだった。

しかし、隆はネットで「山本純は3年前に自殺した。」という記事を目にする。

自分の前に現れたヤマモトとは誰なのか。

自分を救うためにやって来た幽霊なのだろうか。

福士蒼汰くん いいですね

隆の前に突然現れて、彼の人生を変えてくれた山本純。山本純の正体は最後に明らかになるが、明るい笑顔の中に憂いを隠した微妙な青年を好演しています。服装も行動もややチャラだけど、何かを持ってると思わせてしまう雰囲気は、きっと福士蒼汰くんの天性のキャラも大きく寄与してます。

すさまじい美男子というのではないけれど、(ファンのみなさんゴメン。)こんなお兄ちゃんが近所にいたら楽しいだろうな。きっとモテるよな。

それに、すごく性格良さそう。爽やかだ。

日本アカデミー賞新人俳優賞も受賞しています。

へへ、ファンになっちゃった。

ちなみに、吉田鋼太郎さんの怪演も良かったですね。

あれくらいひどい上司って、世の中にいるのでしょうか。

たぶん、いますよ。似たような人を知ってますから。

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もし、あんな上司に出会ったら、
とっとと辞めましょうね。
辞める話もできない雰囲気なら、メール出して、逃げちゃえ!(ごめんなさい、暴言でした。)

「ちょっと今から仕事やめてくる」の感想

「すべての働く人が共感して泣いた」という公式ホームページのキャッチフレーズ。その通りに涙が出てきました。

働くことって何だろう。何のために、誰のために働いているんだろう。仕事を続けることに希望はあるのだろうか。今の仕事を続けていけるだろうか。

いろいろな感情が込み上げてくる映画です。

いい映画だ。

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