ベッキーが「くノ一忍法帳 蛍火」に主演することに
4月にスタートする「くノ一忍法帳 蛍火」(BSジャパン)に主演が決まったタレントのベッキー。青い目の忍者という異色のキャラクターで時代劇に初挑戦です。
BSジャパンというところも応援したくなっちゃいます。
他に追従しない、独自路線のテレビ東京系だから、この決断ができたとも思います。
ところが、ニュースの下にある「コメント」を読んでみると、
あまり良い意見はありません。
3493件のコメントを読破する気もありませんので、
最新の20件を見てみると、
ネガティブ意見が20件でした。
気持ち悪くなったので、あとは読みません。
このページでは、敢えてベッキーの出演を応援する立場で書いてみたいと思います。
題して、
「それでもベッキーを応援する4つの理由」
1 そもそも不倫は犯罪なのか
不倫は、あまり良いことではありません。社会的に見ると批判・非難の対象になる行為です。そんなことはわかってます。
私が言いたいのは、「不倫は犯罪か?」ということ。
世の中には、不倫をしている人が無数にいます。そのまま二人で逃げていっちゃった人も知ってるし、お互いに離婚して、めでたく?結婚にこぎつけた人もいました。世間的には良い人(少なくとも良識ある人)でなければならない職業の人たちも同様です。
非難すべきかもしれません。
でも、犯罪ではないのです。
警察に捕まったりは、しません。
この意味では、覚せい剤に手を染めた人や、暴力事件を起こした人、飲酒運転や交通事故を起こした人と同じレベルで考えてはいけない筈なのです。
覚せい剤で逮捕された芸能人が、再び登場することは、私の中では完全にアウト。
でも、不倫は個人の問題です。
2 芸能人であってもプライベートを全て報告する義務はない
20件のコメントの中に、次の文章がありました。
この人が潰れたの不倫のせいじゃなくて
会見で平気で嘘ついてそれを裏でせせら笑ってたのが
一番の原因ですから。
あれがなかったら「悪い男に騙された」程度で済んだかもね。
このマークは、いいね28425人、おいおい2058人ということですよね。
ベッキーに否定的な人とそうでない人の割合は、10:1を超えてます。
仮に、私が芸能人で不倫をして見つかったとしましょう。
「しまった。わきが甘かった。どうしよう。」と途方に暮れるでしょう。
「不倫だ、ひと時の迷いだ、文句あっか!」と言う勇気はないかもしれません。
そして、なぜか記者会見です。
「いつごろからだ。」(そんなの言う必要あるのか!)
「悪いっていう意識はあるのか。」(思ってるよ。でもそれは自分と相手の関係者にであって、質問してるあんたにじゃない。)
「謝罪はないのか。」(誰にだ!?)
「ほんとにやったのか。」(うるせー、そんなん聞くな!)
会見でうそを言って、後で笑っていた・・・。
個人の愛憎関係を晒しておいて、やれ真実を語れだ謝れだと、
いったいあなたたちの目的は何ですか?
話題になるネタを獲得して売り上げに結び付けたいだけでしょ?
それが、いつの間にか「私たちこそ正義です。懺悔なさい。」みたいな勢いで責められたら、
かなり温厚なつもりの私でも、うそ八百並べて胸の内であかんべをするでしょう。
そもそも、不倫の会見というものが、矛盾に満ちた不要なものではないでしょうか。
芸能人だから、プライベートでも何でも晒されなくてはならない、なんて道理はありません。
記者さんたちもはっきり言えばいい。
「真実を語ってくれないと、私たちのネタがなくて困るんです。」と。
3 ひとりに集中砲火を浴びせることが正義か
ベッキーは33歳なのですね。
もっと若いイメージがあったけど、それだけキャリアも長いということですね。
たしかに彼女は失敗した。
へんな人間を好きになって、損した。
で、やりたくもない会見とその後の対応で、また損した。
イメージはかなり悪くなった。それは事実。
でも、だからといって頑張ってやり直そうとしている人を、いつまでも責め続けることが、あなたの正義ですか?
それは、正義という皮をかぶった「いじめ」ではないですか?
日本人は「いじめ」が大好き!
いや、日本人は「みんなと同じ」が大好き。
みんなが非難を始めれば、それが主流派なら、一緒になるのが楽で心地よいのです。
しかも、共通の敵(ターゲット)があれば盤石です。
私の正義は、違う。(ちょっとかっこつけた!)
でも、こんな意見を言うと、
「何もわかってないのに、お前はなにさまだ。」
と、ベッキーの親戚でも友達でもない誰かから攻撃されるのでしょう。
でも、私は33歳の若い女性をみんなで寄ってたかって責め立てることを
正常な感覚で受け入れることはできません。
4 「好き嫌い」を思う事と口にする事は同じではない
実は、私にも「きらいな芸能人」がいます。
それは、「きらい」というより「生理的に受け付けない」といった方が自分の感覚に近い、そんな感情です。
その人になんの罪もないのに、顔が気持ち悪くて、思わずチャンネルを変えたくなる人。
見た目や話し方、食べ方などが許せなくて、ほんとに鳥肌が立つ人がいます。
でも、それは私の心の中だけに留めておくべきこと。実際、周りの人に「私はあの芸能人を見るとぶるぶるくる。」などと言ったことはありません。
「きらいだ。」と思うのは、相手の問題でなく、「きらいだ。」と思っている自分の問題です。それが、「きらいだ。」と口に出した瞬間から、自分だけの問題ではなくなります。
ちょっと話がずれますが、「好き。」という気持ちを持つことと、「好きだ。」と言うことには、天と地ほどの隔たりがありますよね。
「思っていること=言っていいこと」ではありません。
まとめ
実は、私はベッキーのファンではありません。もっと好きな芸能人はたくさんいるし、芸能人以上に好きな人も身近にたくさんいます。(不倫相手ではありません。)
でも、私は彼女が攻撃されるのを、ネットを通して目撃してしまいました。
本人のミスとはいうものの、これほど多くの人に責め立てられ、「見たくない。」だの「もう彼女の時代は終わった。」だの、思ったとしても言うべきでない言葉を浴びせられ、それでも何と頑張ろうとしている33歳の若い女性がいれば、応援したくなるのは当然です。
でも、応援といっても直接ベッキーのところに出向いて「私が力になります。」なんて言うこともあり得ません。それやったら変態ですから。
みんなからいじめられてたら、できる範囲でサポートする。それだけです。
だから、「くノ一忍法帳 蛍火」(BSジャパン)も、しっかり見てあげようと思います。
私の家には視聴率測定器がありませんので、あまり意味ないですがね。
最後に、こんなコメントがついた記事も見つけました。
お?ベッキー連ドラ?くノ一??がんばれー(∩´∀`)∩
ベッキー主演ドラマ12年ぶりってアンナさんとおまめ以来ってことかな!?!?みちゃんが面白いっていうドラマは本当に面白いw
ベッキー頑張れ
ベッキーが久しぶりに主演のドラマがあるみたいじゃん、おめでとう。その昔、森下千里嬢が出てたお色気Vシネマと同じかなぁーーー。
ベッキーの美脚ファンだし忍法帖シリーズも好きなので観たい(しかしBS見れない……)
ほっとします。