女優の井上真央さんが女優復帰し、その地位を着々と取り戻しつつありますが、「女性自身」のニュースによれば、どうやら放送局内の派閥争いのとばっちりで、せっかくできあがったスペシャルドラマの放送日すら決まってないという話。なんだか気の毒です。
井上真央さんの主演作品とは
「このドラマは井上さんと妻夫木聡さんのW主演で、2人は夫婦役。井上さんは、事故で子供を失い半狂乱になる妻を熱演しています。制作はある地方局が担い、東京のキー局で全国放送されるはずでしたが、このキー局内の“派閥争い”が原因で放送日が決まらない状況なんです」(テレビ局関係者)
女性自身4月3日配信
ドラマの原作は「乱反射」貫井徳郎 という話があります。確定ではありませんが。
この作品のあらすじは、
「強風で街路樹が倒れ、ベビーカーに直撃してしまう。小さな命を奪った直接の原因は倒木だが、様々な人間の身勝手な行動の積み重ねが自己を引き起こし、さらに、救命の可能性を奪っていく。」
人々が持つ、ほんの少しのモラルのない行動が、大きな不幸を引き起こす不条理を描いた小説です。第63回日本推理作家協会賞受賞。
物語はマイナス44章から始まり、
・街路樹にした犬のフンを始末しない飼い主の老人
・犬のフンを拾う仕事を見ていた子供に揶揄され、こんな仕事のために公務員になったのではないと、仕事を投げ出す市職員。
・犬のフンの汚さに嫌気がさして、街路樹を診断しなかった樹医。
・街路樹伐採に反対する主婦。
少しずつ少しずつ悲惨な事故へとつながっていきます。そしてプラス1章からは子どもの命を奪われた夫(新聞記者)が事件の真相を探る話。でも、当然ながら真犯人などはいない。最後は小さな罪を重ねた中に自分自身がいることに気づく。
ちょっとやるせない作品ですね。
最近の井上真央さん
「明日の約束」では、スクールカウンセラーという微妙な役を、すばらしい演技力でこなしていましたね。
本麒麟のCMも、自然体なかわいらしさが出ていて良かったです。
もうすぐ公開の映画「焼肉ドラゴン」も楽しみです。
事務所も「アン・ヌフ」(岸部一徳社長)に移籍したのが2年前。個性派俳優の少人数事務所に入ったことが「女優として生きていく。」という決意の表れにも感じます。(もちろん前事務所との確執もあったのかもしれませんね。)
ドラマをお蔵入りにさせないために
「昨年、このキー局の編成部門でトップが交代しました。入れ替わった2人はもともとライバル意識が強く、前任者が進めたこのドラマのオンエアに、現トップが“待った”をかけたということのようです」(別のテレビ局関係者)
女性自身4月3日配信
この「キー局」というのはどの局ですか?調べた人は記事を出して下さい。
みんなで話題にすれば、きっとドラマも日の目を見ることになるでしょう。話題になってしまった「キー局」も、「権力抗争なんてありませんよー。番組編成の関係で伸びちゃっただけです。〇月〇日に放送しまーす。ご心配なく。」なんてコメントするかもしれませんね。