ドキュメント72時間 島へ山へ 走る図書館

最近、ちょくちょく図書館に行きます。

話題の最新刊を手にするのは書店ですが、自分の時間を充実させるために足を運ぶ図書館。あの雰囲気は悪くないですね。

自分の住む街には幸い大きな図書館があります。

でも、地域によってはそれも難しい場所があるのです。

今回は、移動図書館のお話。

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愛媛県松山市の移動図書館

スタートは愛媛県の興居島(人口1200人ほど)

島に図書館がないので、この移動図書館が唯一の図書館。

図書館は2週間に一度やってくる。
(これは、一般の図書館の貸し出し期間と同じだな。)

だいたい2800冊を積み込んでいる移動図書館です。

いろいろな人が利用しています

図書カードを初めて作った81歳。

脳梗塞をきっかけに読書を再開したおじさん。

一人暮らしのおばあちゃん。
やることがいっぱいで寂しくないという。
いくつになっても本を読み勉強する姿勢。
こんな生き方ができたらいいなと思う。

小さな子供に絵本をたくさん借りていく若い母親。
自分みたいになってほしくないって言ってたけど、
十分すばらしいお母さんだなって。

移動図書館でばったり会って、そこから2週に一度待ち合わせをいている幼なじみ。
本を見ながら、お互いの新しい面を探しているという。
片方はガンが見つかったらしい。
今週は借りるつもりはない、返すだけ。
命が助かったら、また借りにくる。
「思い残すことはないか。」
「だいたい、ない。」
笑ってお別れする二人。

この2人にとって、ひとくぎりの1日が、
たまたまテレビの取材を受けるなんて、
なんという偶然なのだろう。

でも、この二人のようなドラマが全国の各地に無数にあり、
そのなかのひとつにテレビが出会ったと考えるべきでしょう。

手術がうまくいくといい。


2人で2000冊だって・・・
すごい数ですね。
一冊1000円として・・200万円?
ここまで使い倒す人もいるのですね。


税金取り戻すくらい、
欲しい本とか読みたい本とか、全部位クエストして・・

自分もがんばっちゃおうって思いました。

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愛媛県松山市立図書館について

  • 移動図書館「つばき号」は市内約165ヵ所のステーションポイントを2週間に一回、同じ曜日・同じ時間(一部地区を除き30分間停車)に巡回し、貸出を行なっています。利用者カードは、中央・三津浜・北条・中島図書館と共通です。
  • 初めての方には、その場で利用者カードの発行申請ができますので、住所・氏名が確認できるもの(免許証、学生証、健康保険証など)をお持ちください。
  • 貸出期間は次の巡回日までですが、中央・三津浜図書館や市民サービスセンター(松山三越7階、いよてつ高島屋7階、フジグラン松山別棟2階)に返却することもできます。(図書館HPより)

松山市の図書館では、毎日4台の移動図書館が稼働しているという。

各車におよそ2800冊を積んでいく。

10万冊を超える蔵書から、リクエストの本や、季節・地域の実情を考慮して本を入れ替えていく。作業は地道だけど、本に対する造詣と実際に利用する人のイメージの両方が求められる大切な作業だ。

学校の図書館とは違う品揃えで、子供達にも人気らしい。

もう何十年と続けている松山市。すごいです。

松山市のホームページに図書館の利用案内があります

ほかに移動図書館があるのかなと思って検索したら、

カーリル(日本最大の図書館検索)

に、一覧が載っていました。

なんと!全国に333の移動図書館がある!

知らないとは、かくも恐ろしいことなのか。

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