平成の30年間で、話題になった本を振り返ってみましょう。
販売数ランキングは他のサイトに任せて、ここでは私的な感想を織り交ぜながら振り返ってみます。
平成元年〜10年
平成元年(1989年)
TUGUMI | 吉本ばなな | 中央公論社 |
キッチン | 吉本ばなな | 福武書店 |
時間の砂 | シドニィ・シエルダン | アカデミー出版 |
白河夜船 | 吉本ばなな | 福武書店 |
うたかた/サンクチュアリ | 吉本ばなな | 福武書店 |
哀しい予感 | 吉本ばなな | 角川書店 |
このへんは、吉本ばなな全盛期ですね。
シドニィ・シエルダンも頑張ってます。
平成2年(1990年)
愛される理由
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二谷友里恵
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朝日新聞社
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真夜中は別の顔(上・下)
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シドニィ・シェルダン
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アカデミー出版社
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「NO」と言える日本
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石原慎太郎・盛田昭夫
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光文社
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明日があるなら(上・下)
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シドニィ・シェルダン
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アカデミー出版
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「愛される理由」流行りましたね。私も買いました。
内容は、忘れてます。
平成3年(1991年)
Santa Fe
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宮沢りえ・篠山紀信撮影
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朝日新聞社
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もものかんづめ
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さくらももこ
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集英社
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血族(上・下)
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シドニィ・シェルダン
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アカデミー出版
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時間の砂(上・下)
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シドニィ・シェルダン
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アカデミー出版
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だから私は嫌われる
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ビートたけし
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新潮社
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宮沢りえの写真集も、一大ブームでしたね。(買いませんでした。恥ずかしくて・・)
平成4年(1992年)
それいけ×ココロジー | それいけ!!ココロジー編 | 青春出版社 |
さるのこしかけ | さくらももこ | 集英社 |
明け方の夢 | シドニィ・シェルダン | アカデミー出版 |
世紀末クイズ | 笑っていいとも!編 | 扶桑社 |
真夜中は別の顔 | シドニィ・シェルダン | アカデミー出版 |
シドニィ・シェルダンは、「読み手が興味を持つキーワードを組み合わせて物語を作る。」という話を聞いたことがあります。文学作品というより、こてこての大衆小説ですね。でも、その開き直りが見事です。何冊か読みましたが、不覚にも引き込まれました。
平成5年(1993年)
マディソン郡の橋 | ロバート・ジェームズ・ウォラー | 文藝春秋 |
たいのおかしら | さくらももこ | 集英社 |
私は別人 | シドニィ・シェルダン | アカデミー出版 |
ワイルド・スワン | ユン・チアン | 講談社 |
マーフィーの法則 | アーサー・ブロック | アスキー |
南仏プロヴァンスの12か月 | ピーター・メイル | 河出書房新社 |
一世を風靡した作品が並びますね。「マディソン郡の橋」は、なんであんなにフィーバーしたのか、今となっては夢のまた夢。
平成6年(1994年)
大往生 | 永 六輔 | 岩波書店 |
「超」整理法 | 野口悠紀雄 | 中央公論社 |
知の技法 | 小林康夫ほか編 | 東京大学出版会 |
文芸書がないですが、前年のものが引き続きランクインしていたので省略。
平成7年(1995年)
遺書 | 松本人志 | 朝日新聞社 |
松本 | 松本人志 | 朝日新聞社 |
ソフィーの世界 | ヨースタイン・ゴルデル | 日本放送出版協会 |
フォレスト・ガンプ | ウィンストン・グルーム | 講談社 |
パラサイト・イヴ | 瀬名秀明 | 角川書店 |
金田一少年の事件簿 | 天樹征丸 | 講談社 |
聖なる予言 | J.レッドフィールド | 角川書店 |
脳内革命 | 春山茂雄 | サンマーク出版 |
あいまいな日本の私 | 大江健三郎 | 岩波書店 |
ホット・ゾーン | リチャード・プレスト | 飛鳥新社 |
大江健三郎のノーベル賞受賞がこの時期だったのですね。
「聖なる予言」もなぜか感動して読みました。今は・・・うーん、その時代の勢いというものでしょうか。
平成8年(1996年)
「超」勉強法 | 野口悠紀雄 | 講談社 |
神々の指紋 | グラハム・ハンコック | 翔泳社 |
脳内革命(2) | 春山茂雄 | サンマーク出版 |
猿岩石日記 | 猿岩石 | 日本テレビ放送網 |
ふたり | 唐沢寿明 | 幻冬舎 |
EQこころの知能指数 | ダニエル・ゴールマン | 講談社 |
ビル・ゲイツ未来を語る | ビル・ゲイツ | アスキー |
猿岩石は、このへんの年代だったか。
平成9年(1997年)
ビストロスマップ完全レシピ | ビストロスマップ制作委員会編 | 扶桑社 |
失楽園 | 渡辺惇一 | 講談社 |
少年H | 妹尾河童 | 講談社 |
7つの習慣 | スティーブン・R.コヴィー | キング・ベアー出版 |
鉄道員 | 浅田次郎 | 集英社 |
にんげんだもの | 相田みつを | 文化出版局 |
平気でうそをつく人たち | M.スコット・ペック | 草思社 |
他人をほめる人、けなす人 | フランチェスコ・アルベローニ | 草思社 |
チョコレート革命 | 俵 万智 | 河出書房新社 |
「7つの習慣」は、私の人生を変えた本のひとつです。もっと昔だと思っていましたが、平成だったのですね。
俵万智といえば「サラダ記念日」ですが、こちらは昭和62年(1987年)出版です。
平成10年(1998年)
大河の一滴 | 五木寛之 | 幻冬舎 |
小さいことにくよくよするな! | リチャード・カールソン | サンマーク出版 |
ダディ | 郷 ひろみ | 幻冬舎 |
ループ | 鈴木光司 | 飛鳥新社 |
本当は恐ろしいグリム童話 | 桐生 操 | ベストセラーズ |
葉月里緒菜写真集 RIONA | 篠山紀信 | ぶんか社 |
広末涼子写真集 No Make | 熊谷 貫 | 集英社 |
淳 | 土師 守 | 新潮社 |
広末涼子のファンですっ!
この中で、私のベストテンは
1位 「7つの習慣」スティーブン・R.コヴィー
※私の行動の半分は、この本でできている。私の恩人でありコーチでもある書。みんなに読んでほしい。
2位 「ワイルド・スワン」ユン・チアン
※近~現代中国の本当の姿を赤裸々に綴った名作。これからもお付き合いが続くお隣さんを知る上でも、絶対にはずせない本。
3位 「ソフィーの世界」ヨースタイン・ゴルデル
※子供向けの哲学書だが、大人が読んでも「人生とは、自分とは、生きるとは。」と問い直せる一冊。お子さんが中学生くらいなら、買ってあげましょう。
4位 「鉄道員」浅田次郎
※切なくも温かいお話。文句なしに泣ける。
5位 「ホット・ゾーン」リチャード・プレスト
※これは現実なのか、虚構なのか。人類は未知のウイルスに負けてしまうのだろうか。人類存亡の時が迫っていることを痛感し、恐怖する本。
6位 「脳内革命」春山茂雄
※心の持ち方で体や健康状態が変わるという、今なら常識になった理論の草分け。この本を読んで、心を前向きにしていこうと決意した、私の恩人でもある。
7位 「南仏プロヴァンスの12か月」ピーター・メイル
※どこまでも明るい風景とおだやかな日常に浸る、定年後の理想郷と呼べる一冊。一番素敵な生活って何だろうと思ったら、参考になる一冊。
8位 「真夜中は別の顔」シドニィ・シェルダン
※だって、おもしろかったんだもん。
9位 「もものかんづめ」さくらももこ
※はじめて「ちびまる子ちゃん」をアニメで見た時のシュールな笑い。その生い立ちを知る上で欠かせない本。さくらももこのシリーズ本は、売れに売れましたね。
10位 「にんげんだもの」相田みつを
※なんだかんだ言って、ひとつの世界観を作り上げ、日本人の心に浸透させてしまった偉大な本。有楽町駅から歩いてすぐのところに「相田みつを博物館」があります。こちらにも足を運んでね。
いかがでしたか?
「吉本ばななが入ってないじゃないか!」
ごめんなさい。何冊か挑戦したのですが、ちょっと自分とは合わなくて・・・
でも、昔苦手だった刺身が大好きになったみたいに、今読めば違うのかもしれませんね。