昔は東日本でしか食べられなかった納豆。 今、その効果が次々と明らかになり、「健康に生きたいのなら迷わず納豆!」が合言葉になるほどです。 納豆に含まれる栄養素や、どんなに体に良いのか、どれくらい食べれば良いかをまとめます。
栄養界のトレンド、葉酸を摂るなら納豆。
ビタミンB群の一種である葉酸は、「ビタミンM」とも呼ばれています。一般人の一日の摂取量は1日240μgです。(妊婦さんは480μgの葉酸を摂ることが厚生労働省から推奨されています。) 葉酸は、二分脊椎症の予防や、多くのガン発生リスクの軽減になっています。 この葉酸を多く含有するのが納豆です。 納豆は1パックで約60μg(100g中120μg)の葉酸を摂取することができます。納豆を4パック摂れば、一日の摂取量を摂れてしまいます。(注:ひとつ食品だけで栄養を補給するのは、他の栄養の偏りや、もしかしたらまだ解明されていないリスク回避のためにも、お勧めしません。) 納豆の他にも、のり、枝豆、モロヘイヤ、ほうれん草、ブロッコリーなど、多く含まれている食品がありますので、色々食べて見ましょう。 葉酸の多い食品は、こちらのページがわかりやすいです。
葉酸は溶けやすく熱にも弱い。
ビタミンB群は、水溶性で熱にも弱い性質があります。だから、茹でると水に溶けて流れてしまうし、あまりグツグツ煮込んでしまうと半分以上が失われてしまいます。(まあ、熱で全てなくなるわけではないので、いろいろな食材を、加熱調理をうまく併用しながら摂るのがいいでしょう。) しかし、納豆なら大丈夫。 納豆はそのまま食べることが多く、加熱によって葉酸が失われることはありません。 ついでに、海苔を入れたらもう最強です。
他の栄養分も見てみましょう。
たんぱく質(40g中6.6g) 筋肉や内蔵などカラダの組織を作る成分です。 納豆は植物性です。 脂質(40g中4.0g) エネルギー源や神経組織になります。体温の維持にも役立ちます。 炭水化物(40g中4.8g) 糖質と食物繊維を合わせた成分で、主要なエネルギー源となります。 ビタミン(40g中1.2mg 葉酸含む) 酵素を活性化させる働きがあります。 新陳代謝に使われ、カラダの調子を整えます。 ミネラル(40g中430mg) 歯や骨など骨格を作る成分です。 体内のバランスを整える働きがあります。 食物繊維(40g中2.7g) 腸内環境を整えたり、消化・吸収を助けます。
ナットウキナーゼも忘れてはいけません
ナットウキナーゼは、納豆菌によって作られる納豆独自の酵素で、納豆のネバネバに含まれます。血管にできる血栓を溶かす働きがあるとのこと。成人病予防には欠かせない酵素です。 でも、酵素は熱に弱いもの。できれば加熱調理せずにそのまま食べましょう。熱いご飯に混ぜると熱に負けてしまうこともあるので、あまり熱すぎるご飯の中に少量の納豆を混ぜない方が良いですね。 こんなかけ方なら、大丈夫そうですね。
まとめ
納豆は、ナットウキナーゼの効果で有名ですが、葉酸も多く含まれており、健康商品の王様と言ってよい食材です。健康のために、毎日ひとつくらいは食べ続けていきたいですね。 「あなたの身体はあなたが食べたものでできている。」 ぜひ「スーパー食材 納豆」をあなたの身体の一部にしてください。